狭い部屋で40年間勉強した本居宣長の鈴屋を訪問
彼がこの仕事を四畳半一間の狭い空間で何十年もかけて成し遂げている
宣長が住んでいた松坂市の鈴屋は、2階建てで1階は、本業の医者の
仕事をしている場所で、お客の待合室と診察室がある。
この1階で日中は医者の仕事をして、医者の仕事が終わって、
2回の四畳半の勉強部屋で古事記の勉強をした
そのまま状態で残してあるので、この狭い空間で誰もまねできない
古事記伝を仕上げたことを思うと狭い空間でも偉業が成し遂げてられる
のだなと感慨深いものがあった
鈴屋という名前は、宣長が鈴の音が好きで勉強に疲れたときに鳴らして
リフレッシュしていたそうだ。
それにしても、1階につながった四間が、医者の仕事場と本居家の夫婦と
子供家族合わせて6人が住んでいたところにしては、人口密度が高く
案外、毎日騒然と生活していたのではないかと思った。